四畳半デュエル

下手な鉄砲もなんとやら

転売ヤーは公式に悪!?

どうも、アンチ転売ヤーアンチ代表取締役のヤウソバです。

みなさんはこのツイートをご存知ですか?

 


 







ぼくは疑問に思ったんです。え?利益が吸い取られてる?

このとくめさんという方と同じような意見をよくTwitterでよく見かけますが、本当にそうなのでしょうか。



例えば定価1000円(税込み)の商品があったとします。
この商品をバイヤーがこれらを大量に買い、相場が2000円になったとします。
(ここでは商品の値段=利益という前提でご覧ください。実際の利益がいくらか。とかは想定していませんし、関係ありません。)

この方の意見は定価との差額分の1000円がバイヤーに渡ってしまい、公式は本来売れる筈の1000円分の商品が売れなくなってしまい損をするというものですね。

ちょっと待ってほしい。この意見色々と破綻してないか?
上のような状況を考えていきましょう。

まず、バイヤーの商品の仕入れ先を辿っていくと必ず公式に到着するのは分かって頂けると思います。
つまり公式は必ず定価である1000円で商品を売っている訳です。

定価というものは当然、公式が損をする事が無いように作られているので転売ヤーに商品を買い占められた段階で公式が損をしているということはあり得ません。
なので、今回の意見とは関係ありませんが「買い占め」を批判している人間はお門違いも甚だしいわけです。


それでは今回の意見である差額1000円分の損害について考えていきましょう。

まず、商品が売れればバイヤーは1000円の得をします。ここでは関係ないので売れ残りの損害は無いものとしてください。

次にこのパターンを考えましょう。偶然にもある消費者は定価で商品を購入することができ、予定していた購入資金2000円のうち1000円が余りました。そのためその消費者は公式から1000円分の別の商品を購入できました。

確かにその消費者は2000円分の商品を公式から買っていますから、公式は先の場合よりも1000円多く利益を得ています。

これ、おかしいよね。
この時点で「あれ?この意見おかしいんじゃね?」と思えなかった方は学が足りないので義務教育からやり直してください。ロリコン歓喜


消費者の目的は最初に買おうとしていた商品だったはずです。ところが気付いたらこの意見は消費者は皆、余ったお金を他の公式グッズに当てるという前提で話を進め始めていますよね?つまりこの意見の提示者は消費者のお金の使い道を勝手に「公式から商品を買う事」に決めつけているわけです。消費者が別の商品を買いたがっているという前提が存在しない話なのに途中で論点をずらしています。
自分の意見が一般論のタイプですね。危ないと思います。

ここで、この状況をまとめてみましょう。


公式:1000円で売れる。

バイヤー:1000円の得。

消費者:バイヤーから買うと公式で買うより1000円の損。


この状況、誰が得をして誰が損ををしているのかは一目瞭然でしょう。
バイヤーが得をして、消費者が損をしている。

アンチ転売の方々は、自分が損したく無いので「公式が損をする」だの「公式のために」だのと嘯く訳です。みっともないですね。
稼いでいるバイヤーに対しての嫉妬もあればさらに1ランク上のみっともなさ。

ついでに言えば公式もちゃんと需要を読んで生産しろよ、とも思いますが慎重な生産もそれはそれで戦略ですから仕方ない。


タイトルの転売ヤーは公式に悪!?」に回答するなら「公式的には在庫切れるまで買ってくれてありがとう、ぐらいに思ってるよ」だと思います。